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世界の「お父さん」

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「世界のお父さん」

 

 関東地方がいよいよ入梅したとのことです。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

 さて、今月16日は父の日ですね。ご家族のみなさんは、お父さまに日ごろの感謝を伝えてみてはいかがでしょうか?

 今回は、以前に反響が大きかった、『世界の「お母さん」』に続く、『世界の「お父さん」』について書かせていただきます。

 英語では、お父さんが「ファーザー」であることは多くの方が周知のことと思います。しかし、「ファーザー」が「お父さん」以外に用いられることがあります。それは、「神父様」さらには、「神様」です。

 語源を調べてみたところ、ラテン語の「pater(ペイター)」のようです。この言葉は英語の派生がいくつかあって、「pattern(パターン)」(模範)「patriot(ペトリオット)」(愛国者)なんてものがあります。語学に精通している方はご存知でしょうが、「ph」音が「f」音になる現象があります。ですので、「p」と「f」は密接に関係しているようです。ちょっと高度な英語になると「patron(ペイトロン)」(保護者、パトロン)、「pope(ポウプ)」(ローマ教皇)というのもあります。何か本来の「father」の意味に近づいてきたような気がします。ヨーロッパ圏では、フランス語では「pere(ペール)」、イタリア語・スペイン語では「padre(パドレ・パードレ)」、ドイツ語はつづりが少し変わって、「vater」ですが、発音は「ファータ」です。やはり、似てますね。アイルランドは「athair(アハィル)」です。似てないようですが、最初の子音が落ちたと考えるとよく似てます。

 アジアに目を向けましょう。中国語ではどうでしょうか?「爸爸 (ババ)」というようです。「ba」と「pa」は音声学上、有声と無声の違いで、息の出し方は両唇音ですので同じです。ですので、何らかの関係はありあそうですね。さらには幼児語のフランス語やイタリア語は「papa(パパ)」ですので似ています。しかし、お隣韓国では「アボジ」というそうです。似てませんね(笑)。

 日本はどうでしょう。お父さんは「父」ですよね。「父」の語源は男子につける「ぢ」が重なってできた言葉のようです。今でも「叔父(おじ)」などと使いますね。となると、韓国の「アボジ」とは関連がありそうな気がしてきました。では「ぢ・じ」とは何か。それは「霊(ち)」という言葉に由来されるという説があります。(諸説あります。)

 前回同様、都合のよいまとめをいたします。「お父さん」とは全体をつねに愛し、やさしく見守り、保護する存在ということでしょうか。お父さまは毎日、家族のためにご苦労し、その苦労を見せず、ご家族を見守っていらっしゃることでしょう。そんなお父さまへ、父の日には日ごろの「ありがとう」の感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

大谷

イラスト:わんパグ